ロシアの侵攻から2年、ウクライナはどうなったか
2024年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻から2年が経ちました。この間に、ウクライナ国内での民間人の死者数は1万582人、負傷者数は2万人近くに上りました。
また、約200万人の人々が故郷を追われ、難民や避難民となりました。ロシアは、プーチン大統領が宣言した「特別軍事作戦」に基づいて、ウクライナの東部やクリミア半島を占領し、分離主義勢力を支援し続けています。
ウクライナは、欧米や日本などの国際社会の支援を受けながら、ロシアの侵略に抵抗していますが、反転攻勢は思うように進まず、戦況は膠着（こうちゃく）状態が続いています。
ウクライナの苦境、国際社会の支援は十分か
ウクライナのゼレンスキー大統領は、23日に西部・リビウでアメリカ上院の議員団と会談し、「アメリカの支援がなければ戦争に負けるだろう」として、追加の支援を訴えました。
ウクライナは、アメリカや欧州連合（EU）からの軍事的、経済的、政治的な支援を求めていますが、それらの支援は、ロシアとの関係を悪化させることを恐れる国々の消極的な姿勢や、コロナウイルスの感染拡大などの影響で、停滞しています。
ウクライナは、ロシアの圧力に耐えるために、自らの改革や防衛力の強化に努めていますが、深刻な弾薬不足や腐敗問題などの課題が山積しています。先週には、東部・ドネツク州の要衝アウディイフカからの撤退も発表しました。
ウクライナの希望、平和への道はあるのか
ウクライナの危機は、世界の平和と安全にとって重大な脅威です。ロシアの侵略は、国際法や主権の尊重という基本的な原則を無視しています。
また、ロシアは、核兵器やサイバー攻撃などの手段を使って、他の国々にも脅威を与えています。ウクライナの危機を解決するためには、国際社会の連帯と協力が必要です。日本やアメリカなどG7＝主要7カ国は、日本時間の今夜、オンラインで首脳会議を開き、ウクライナ支援について協議する予定です。
ウクライナは、平和的な解決を目指して、ロシアや分離主義勢力との対話を続けていますが、それには、停戦協定の遵守や人質の解放などの具体的な行動が必要です。ウクライナの国民は、自由と民主主義を守るために、困難に立ち向かっています。彼らの声に耳を傾け、支援を惜しまないことが、私たちにできることです。
まとめ
– ロシアによるウクライナ侵攻から2年が経ち、ウクライナはロシアの圧力に耐える苦悩の日々を送っている
– ウクライナは、国際社会の支援を求めているが、それらの支援は停滞しており、ウクライナの反転攻勢は思うように進まない
– ウクライナの危機は、世界の平和と安全にとって重大な脅威であり、国際社会の連帯と協力が必要である
– ウクライナは、平和的な解決を目指しているが、それにはロシアや分離主義勢力の具体的な行動が必要である
– ウクライナの国民は、自由と民主主義を守るために困難に立ち向かっており、私たちにできることは、彼らの声に耳を傾け、支援を惜しまないことである
